オクラ |
●科名 : アオイ科 |
●年生 : 1年草 |
オクラは少しの霜で枯れてしまうほどに寒さに弱い
オクラを育てる意味は2つある。
1つはハイビスカスに似た黄色い南国風の花の観賞。
早朝に咲いて、午前中で散ってしまうので、育てなければ鑑賞できない。
2つめには買ってくるオクラよりもちょっと小さい頃に収穫して食べる楽しみ。
ほうっておくとすぐ筋張ってしまうオクラは、早めの収穫が柔らかくておいしい。
どちらも栽培者特権。
刻んだ時にぬめぬめした粘り気が出るが、この粘り気の正体は、ペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維で、コレステロールを減らす効果をもっている。
他の栄養素としては、ビタミンA、B1、B2、C、ミネラル、カルシウム、カリウムなどが含まれるため、夏ばて防止、便秘・下痢に効く腸整作用などが期待できる。
- 食べ方
- すりおろすことによってとろろの代用にする他、酢のもの、和えもの、天ぷら、スープなどがある。
- さっと茹でて(2分間茹でるのが一番おいしい食べ方とされている)小口切りにし、醤油と鰹節をかけて食べても美味。
- 伊豆諸島では「ネリ」と称してキュウリのように、湯がいた物や生のままで味噌をつけて食べる(琉球語でもオクラは「ネリ」である)。
- ソースやケチャップの原材料としても用いられる。
- 種子は煎じてコーヒーの代用品として飲まれた歴史がある。
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- 入手方法と種蒔き
- 良く発芽し、直播で育てられるので種での入手をおすすめする。
- 5月に播種。適度に湿った日当たりのよい場所に直播。
- 前年マロウなどのアオイ科の植物をそだてていない場所がよい。
- 元肥として1株ごとに牛糞堆肥1L、骨粉か鶏糞100g程度を穴をほってあらかじめ施して上に土をかけておく。
- 発芽まで水を切らさず管理する。
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2008
気温が10度以下では発芽しない
オクラのように堅い殻の種は水につけておき発芽を促す
2007
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